2012/12/21に秋田県横手市のSecret Media Base -MIRAI-にて行われた、Ustream講習会にて講師を務めさせて頂きました。
会場は、11月にシネUstの勉強会でお邪魔した所と同じなのですが、それ以降にも暖炉が設置されたり、より集いやすい場所になっていました。
じつは、秋田県は全国的にも珍しく、数多くのUstream配信者がいる地域となっていて、毎日夜20:00から帯番組の様に秋田各地から配信が行われている地域でもあります。
▼曜日別番組一覧の一例
- 月曜日 ゼロダテTV(大館市)
- 火曜日 けんぽくTV(能代市)
- 水曜日 どうらくTV-Z(秋田市)
- 木曜日 はたフリちゃんねる(三種町)
- 金曜日 キタアキタ生放送(北秋田市)
- 土曜日 はっぽうチャンネル(八峰町)
- 日曜日 えすなび(仙北市)
- 日曜日 あこあこの部屋♥(横手市)
100回を超える番組も多々ある中で、各配信者の技術向上を目標に基礎的なところから教えて欲しいということで、今回は下記の様な内容で3時間ほどお話しさせて頂きました。
- ケーブルの種類と、出し方しまい方
- ミキサーの使い方
- よくある配信トラブル回避法
また、翌日には「MIRAIオープニングイベント」という一般のお客様向けのイベントが行われ、その様子はUstreamにて配信しましたので、前日参加者の中で残れた人は早速学んだ成果を生かせるようになっていました。

ちなみに、MIRAIの配信ブースは中2階のロフトスペースにあって、かっこよかったです。

レンタル可能カメラに、全天候型4KビデオカメラのGoPRO HERO3 Black Editionが加わりました。
GoPROは衝撃、水濡れ、低温などに強いカメラなので、下記の作例のように、スキー、カヤック、ダイビング、モータースポーツなどの際に使うと、超広角レンズも相まって手軽にかっこいい映像がとれます。
また、今回のモデルでは、Wifiリモートという小型のリモコン(1枚目の写真でカメラの下に写っている黒いもの)や、スマートフォンからの遠隔制御が標準機能で手軽にできるようになりました。これを使うと、カメラの制御の他に、カメラが現在とらえている映像や音声も無線でプレビュー(スタンバイ時のみ)することができますので、ファインダーや背面液晶モニタの無いGoPROでは非常に便利です。

是非いろいろな場所に持ち出して、映像を撮ってみてくださいね。
その他、秋の新製品いろいろ入荷しています。こちらも是非ご利用ください。
レンタル可能リスト・価格はこちらから。

2012/11/27にTKP仙台カンファレンスセンターにて行われた、トヨタ財団・パナソニック教育財団 東日本大震災支援 共同プロジェクト 2012年度報告会のUstream配信を行いました。

今回の配信は、カメラ1台でワンマン配信を行うシンプルプランでの配信でした。手前に大きく写っているのは、会場に据え付けの音声用ミキサーで、これで複数のマイクの音量を調整して、会場のスピーカーやUstreamへ送ったりしています。

カメラの操作をしながら、傍らでは登壇者のお名前をテロップで出したり、正しく配信されているか複数の端末で確認したりと、一人ながら忙しい現場でした。

第2部の途中からは、UstreamのTOPページでおすすめ番組として取り上げていただいたこともあり、1000名以上の皆様にご覧頂きました。ありがとうございました。
イベントの録画(アーカイブ)はこちらになります。

2012/11/17に秋田県横手市にて行われた、NPO法人Yokotter主催の「USTREAM講習会【映像配信と編集】」に参加してきました。
このイベントは、あきたびじょんソーシャルメディア展開事業の一環として、秋田をより魅力的にソーシャルメディア/ライブメディアを活用して情報発信をしていくために行われたもので、その手法の一つとしてヒマナイヌ川井拓也さん提唱の「シネUst」を勉強してみようというものでした。

会場は、「SecretMediaBase-MIRAI-」という古い石蔵をリノベーションして秘密基地っぽくしたコミュニティースペース。
まだ改装中なのですが、すごくいい雰囲気の場所になりそうだなと思いました。
イベントは、シネUstの第一人者川井拓也さんと、第二人者で映像監督の金田浩樹さん(秋田県出身)が講師になり、レクチャー、作例の上映、参加者によるワークショップなど盛りだくさん。
まずは、シネUstとは何かという話から始まりました。映画の手法に学ぶUstream上での映像表現法は、特徴として、浅い被写界深度を活かしボケが美しい映像を作り込んだり、照明を追い込んでいくことにより、「視聴者に登場人物を魅力的に印象づけることができる」ということが学べました。

2時間ほどの座学のあとで場所を隣のバーカウンターのある部屋に移し、参加者みんなで、わいわい実践できたのも楽しかったです。
当日参加者が行ったシネUstの配信はこちらにアーカイブがあります。

翌日も川井さんの講演と東北のUstreamerとの対談イベント、山作戰さんのライブの中継デモなど、楽しい2日間を過ごすことができました。Yokotterの皆さん、細谷さん、ありがとうございました。

2012/11/14-16に、幕張メッセで行われた「InterBEE2012」を見に行ってきました。
このインタービーというイベントは、「放送、映像、音響、照明やデジタル化による映像コンテンツ、配信技術が一堂に会する国際展示会」ということで、業界のお祭り的な側面もあります。私自身もここ5年くらい勉強のために来場しているのですが、最近では会期前にインターネットで情報が手に入るようになったので、情報収集というよりも、メーカーの人や配信業の人たちとの交流の場という位置づけで楽しんでいます。

まずは、一番知り合いが多いPRONEWS LOUNGEへ陣中見舞い。ここは、PRONEWSという映像業界向けのポータルサイトが会場内に作った生放送用のスタジオで、ここから会期中は様々な番組が配信されていました。

これはPRONEWS名物ねり歩きの様子。Libecの三脚&ドリーの中にTVUPackという移動中継用の電送システムを組み込んだもので、モバイル系の電波や無線LANの電波が飛び交って満足に通信できない環境の中でもHD解像度で、先ほどのスタジオに映像を送っていました。
と言うことで、ここからはネット配信に関係しそうなものを中心に、少しだけレポートします。

今年良く目にしたものは、HDMIやDVIなどの長く引けないケーブルを光ファイバーやLANケーブルに変換して長く引き延ばそうといったもの。Gefenのマルチモード光ケーブル使用HDMI/DVIエクステンダー(20~30万円)や、CANAREのHDBaseT伝送装置(5万円)あたりがトレンドになりそう。

FOSTEXブースでは、iPhoneUstreamerに人気のAR-4iの後継機種「AR101」や、ラインミキサー、マイクプリアンプなどが参考出品。特に私の注目は「AR101」。iPhone/iPadだけで無く、パソコンやデジタル一眼でも高品質な集音が可能になります。2012年初旬に、1万うん千円で発売予定。

ついでに、FOSTEXの佐藤さん(山形出身)と記念写真。

これは、LANケーブルの先に網を付けて折れにくくしたMOGAMIのケーブル。自作できそう。

CANAREの軽量同軸ケーブル(BNCケーブルなど)。従来のものより3割軽く、曲げ半径が小さくなったのでドラム巻きもできる。中継車の軽量化や引き回しの肉体疲労軽減に役立ちそう。まもなく発売。

IDXのHDMI無線伝送装置。他の類似製品と違って外でも使える電波法適用製品。30m位飛ぶ。発売中。

Libecブースではアンケートに答えるとコインドライバーをプレゼントしてた。三脚メーカーらしいノベルティー。

GoProブースでは、まもなく発売になる小型4KビデオカメラHERO3のデモを大々的に開催。レーシングカーに4台取り付ける展示など大きなスペースを使っていた。それに引き替え、このすぐ近くにブースを構えていた類似製品のContour+2はちょっとかわいそうだった。スタイリッシュで、取り付けてからCCDの角度が変えられたりと便利なんだけどね…。

ちょっとメーカーは失念したが、軽ワゴン車に中継システムを一式積んだもの。コンパクト。

キバンインターナショナルのブースでは、Tricaster40という廉価版のオールイン配信システムをデモ。月5万円くらいのリースで買えちゃうらしい。

Rolandブースでは、低価格HDスイッチャーのV-40HDが人気だった。これは最強のマルチフォーマットコンバーターなんじゃ無いかと思うくらい便利そう。他にも、信号を忠実に変換するミニコンバータのVC-1シリーズもデモがすごかった。ブラックなんちゃらや、アなんちゃらとの波形比較デモは驚愕。

そのブースの一角に今年もCerevoさんがいて、発売されたばかりのLiveShell.PROのデモをやっていた。ハードウェアの進化もすごいけど、それを制御するクラウドシステム(ダッシュボードと呼ばれる)も進化してた。
特に便利なのは、ネット帯域によって画質かフレームレートかどっちを優先して上げ下げするか決められるようになったところ。プロファイルが選べるようになったところも大きい。これは購入したので使うのが楽しみだ。

他にもいろいろ面白い製品やサービスがあったのだけど、いっこうに終わらなそうなので、他にも聞きたい人は実際にお目にかかってということで。

2012/11/10-11に、福島大学で行われた、「ふくしま会議2012」のUstream配信を行いました。

「ふくしま会議」とは、「原子力に依存しない安全で持続的に発展可能な社会づくりを目指し、3.11以降の福島の経験と現実を世界と共有し、新しい福島を創ること」を目的とする大規模な市民参加型のイベントです。


弊社では、バスツアーを除く全てのセッション(5会場)をUstreamにて同時配信する際のディレクションを担当させて頂きました。

他にも、東京から昨年に引き続きヒマナイヌの川井さん、映像監督の金田さん、ユーストリームエバンジェリストの伊藤さん、NGO JANICの渡部さん、助け合いジャパン情報レンジャーの皆さんとの協業で無事配信を行うことができました。

他にも、技術的な点としては、メイン会場が一杯になったときのためにパブリックビューイングの教室があったのですが、その離れた教室への中継映像と音声の伝送は、光ファイバーケーブルが活躍しました。
当初の予定では、プロジェクターに接続したパソコンで配信されたUstreamを見せる予定だったのですが、300mの光ケーブルが届く距離でしたので高画質低遅延でのパブリックビューイングができました。

長距離伝送もお気軽にご用命ください。

2012/10/20に、福島県「(仮称)街なか広場」で行われた、「こでらんにフェスティバル2012」のUstream配信を行いました。

歌あり、ダンスあり、巨大パエリアの振る舞いあり、はるな愛・楽しんご・吉本芸人・新選組リアンのステージありと、一日中楽しいイベントでした。

配信まわりの技術的な点としては、芸能人などの配信NGな方がステージに上がっているときには、ステージイベントの中継から、LiveShellという移動中継ユニットを使ったモバイル中継に切り替えて、商店街で行われているマルシェの様子をお送りいたしました。このLiveShellという機械は、パソコンの代わりにUstreamへの映像の送り作業(エンコード)を行ってくれる機械で、機動性の高い中継を可能にします。

また、今回の中継は、映像・音響・配信チームがそれぞれ別という現場だったのですが、映像チームの使っているスイッチャーがSonyのAnycastStationというオールイン型のスイッチャーという所が珍しかったです。(ちょっとマニアックすぎますが・・・)
ということで、このように配信だけでも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

スタッフ弁当に、福島の郷土料理いかにんじんが入ってた!嬉しい!

2012/10/19に、せんだいメディアテークスタジオシアターにて行われた「公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会 第3回東北セミボラ」のUstream配信を前回に引き続き行わせていただきました。
セミボラとは、Web広告研究会の作った造語で、東北のいまの復興(ボラ)とこれからの復興(セミ)のため、セミナーとボランティア活動を行うという意味で名付けられているそうです。前回に引き続き、1日目はセミナーと懇親会、2日目は沿岸部でのゴミ拾いなどのボランティア活動が行われました。
https://www.wab.ne.jp/wab_sites/contents/1562

第1部では、ヤフー株式会社 代表取締役社長 宮坂 学氏による「復興支援への取り組み」と題して、東日本大震災を中心とする日本での激甚災害への取り組みについてのお話しがありました。

第2部では、「東京じゃ話せないHTML5」と題したパネルディスカッション。仕様や実装がばらばらで取り扱いにくい今どきのHTML5について、Web業界の神々を交えたパネルディスカッションが行われました。

第3部では、「スマートシティ構想を地域活性化の現実的取り組み ~繋がる地域生活と行政のモデル検証について~」と題して、メディアラグ株式会社 代表取締役 藤井 雅俊氏の講演がありました。主にTOYOTAが行った能登スマートドライブプロジェクトについての裏側について講演され、貴重なコンセプトワークなどについて垣間見ることが出来ました。
また来春にも行われる予定があるそうなので、今回来られなかった方は是非次回参加されてはいかがでしょうか?
ブラックマジックデザイン社の製品に付いてくるACアダプタは、下記のように世界各国で使えるよう、電源プラグが交換できるタイプのものが付属してます。

これまでも、いくつも同じ形状のACアダプタが付属する製品を購入しているのですが、今回だけの問題なのか、4台買ったうちの3台が接触不良を起こしていました。
電源プラグを外してみると裏が少し黒ずんでいたり、接触部分のバネ状の金属が届いていなかったりしてたので、接触が良くなるように押さえるなどをしないと満足に使えないものでした。

とりあえず現場で出来る応急処置として、アルミホイルを丸めて接触が良くなるように詰め物をしてみた所、しっかり通電できるようになりました。

アルミホイルで通電させるなんて、小学校の理科の実験以来でした・・・。
[2012/11/22 追記] 急場しのぎが終わり、保証期間内ということもあり、ACアダプタは新品良品に交換されました。