2012/11/27にTKP仙台カンファレンスセンターにて行われた、トヨタ財団・パナソニック教育財団 東日本大震災支援 共同プロジェクト 2012年度報告会のUstream配信を行いました。
今回の配信は、カメラ1台でワンマン配信を行うシンプルプランでの配信でした。手前に大きく写っているのは、会場に据え付けの音声用ミキサーで、これで複数のマイクの音量を調整して、会場のスピーカーやUstreamへ送ったりしています。
カメラの操作をしながら、傍らでは登壇者のお名前をテロップで出したり、正しく配信されているか複数の端末で確認したりと、一人ながら忙しい現場でした。
第2部の途中からは、UstreamのTOPページでおすすめ番組として取り上げていただいたこともあり、1000名以上の皆様にご覧頂きました。ありがとうございました。
イベントの録画(アーカイブ)はこちらになります。
2012/11/17に秋田県横手市にて行われた、NPO法人Yokotter主催の「USTREAM講習会【映像配信と編集】」に参加してきました。
このイベントは、あきたびじょんソーシャルメディア展開事業の一環として、秋田をより魅力的にソーシャルメディア/ライブメディアを活用して情報発信をしていくために行われたもので、その手法の一つとしてヒマナイヌ川井拓也さん提唱の「シネUst」を勉強してみようというものでした。
会場は、「SecretMediaBase-MIRAI-」という古い石蔵をリノベーションして秘密基地っぽくしたコミュニティースペース。
まだ改装中なのですが、すごくいい雰囲気の場所になりそうだなと思いました。
イベントは、シネUstの第一人者川井拓也さんと、第二人者で映像監督の金田浩樹さん(秋田県出身)が講師になり、レクチャー、作例の上映、参加者によるワークショップなど盛りだくさん。
まずは、シネUstとは何かという話から始まりました。映画の手法に学ぶUstream上での映像表現法は、特徴として、浅い被写界深度を活かしボケが美しい映像を作り込んだり、照明を追い込んでいくことにより、「視聴者に登場人物を魅力的に印象づけることができる」ということが学べました。
2時間ほどの座学のあとで場所を隣のバーカウンターのある部屋に移し、参加者みんなで、わいわい実践できたのも楽しかったです。
当日参加者が行ったシネUstの配信はこちらにアーカイブがあります。
翌日も川井さんの講演と東北のUstreamerとの対談イベント、山作戰さんのライブの中継デモなど、楽しい2日間を過ごすことができました。Yokotterの皆さん、細谷さん、ありがとうございました。
2012/11/14-16に、幕張メッセで行われた「InterBEE2012」を見に行ってきました。
このインタービーというイベントは、「放送、映像、音響、照明やデジタル化による映像コンテンツ、配信技術が一堂に会する国際展示会」ということで、業界のお祭り的な側面もあります。私自身もここ5年くらい勉強のために来場しているのですが、最近では会期前にインターネットで情報が手に入るようになったので、情報収集というよりも、メーカーの人や配信業の人たちとの交流の場という位置づけで楽しんでいます。
まずは、一番知り合いが多いPRONEWS LOUNGEへ陣中見舞い。ここは、PRONEWSという映像業界向けのポータルサイトが会場内に作った生放送用のスタジオで、ここから会期中は様々な番組が配信されていました。
これはPRONEWS名物ねり歩きの様子。Libecの三脚&ドリーの中にTVUPackという移動中継用の電送システムを組み込んだもので、モバイル系の電波や無線LANの電波が飛び交って満足に通信できない環境の中でもHD解像度で、先ほどのスタジオに映像を送っていました。
と言うことで、ここからはネット配信に関係しそうなものを中心に、少しだけレポートします。
今年良く目にしたものは、HDMIやDVIなどの長く引けないケーブルを光ファイバーやLANケーブルに変換して長く引き延ばそうといったもの。Gefenのマルチモード光ケーブル使用HDMI/DVIエクステンダー(20~30万円)や、CANAREのHDBaseT伝送装置(5万円)あたりがトレンドになりそう。
FOSTEXブースでは、iPhoneUstreamerに人気のAR-4iの後継機種「AR101」や、ラインミキサー、マイクプリアンプなどが参考出品。特に私の注目は「AR101」。iPhone/iPadだけで無く、パソコンやデジタル一眼でも高品質な集音が可能になります。2012年初旬に、1万うん千円で発売予定。
ついでに、FOSTEXの佐藤さん(山形出身)と記念写真。
これは、LANケーブルの先に網を付けて折れにくくしたMOGAMIのケーブル。自作できそう。
CANAREの軽量同軸ケーブル(BNCケーブルなど)。従来のものより3割軽く、曲げ半径が小さくなったのでドラム巻きもできる。中継車の軽量化や引き回しの肉体疲労軽減に役立ちそう。まもなく発売。
IDXのHDMI無線伝送装置。他の類似製品と違って外でも使える電波法適用製品。30m位飛ぶ。発売中。
Libecブースではアンケートに答えるとコインドライバーをプレゼントしてた。三脚メーカーらしいノベルティー。
GoProブースでは、まもなく発売になる小型4KビデオカメラHERO3のデモを大々的に開催。レーシングカーに4台取り付ける展示など大きなスペースを使っていた。それに引き替え、このすぐ近くにブースを構えていた類似製品のContour+2はちょっとかわいそうだった。スタイリッシュで、取り付けてからCCDの角度が変えられたりと便利なんだけどね…。
ちょっとメーカーは失念したが、軽ワゴン車に中継システムを一式積んだもの。コンパクト。
キバンインターナショナルのブースでは、Tricaster40という廉価版のオールイン配信システムをデモ。月5万円くらいのリースで買えちゃうらしい。
Rolandブースでは、低価格HDスイッチャーのV-40HDが人気だった。これは最強のマルチフォーマットコンバーターなんじゃ無いかと思うくらい便利そう。他にも、信号を忠実に変換するミニコンバータのVC-1シリーズもデモがすごかった。ブラックなんちゃらや、アなんちゃらとの波形比較デモは驚愕。
そのブースの一角に今年もCerevoさんがいて、発売されたばかりのLiveShell.PROのデモをやっていた。ハードウェアの進化もすごいけど、それを制御するクラウドシステム(ダッシュボードと呼ばれる)も進化してた。
特に便利なのは、ネット帯域によって画質かフレームレートかどっちを優先して上げ下げするか決められるようになったところ。プロファイルが選べるようになったところも大きい。これは購入したので使うのが楽しみだ。
他にもいろいろ面白い製品やサービスがあったのだけど、いっこうに終わらなそうなので、他にも聞きたい人は実際にお目にかかってということで。
2012/11/10-11に、福島大学で行われた、「ふくしま会議2012」のUstream配信を行いました。
「ふくしま会議」とは、「原子力に依存しない安全で持続的に発展可能な社会づくりを目指し、3.11以降の福島の経験と現実を世界と共有し、新しい福島を創ること」を目的とする大規模な市民参加型のイベントです。
弊社では、バスツアーを除く全てのセッション(5会場)をUstreamにて同時配信する際のディレクションを担当させて頂きました。
他にも、東京から昨年に引き続きヒマナイヌの川井さん、映像監督の金田さん、ユーストリームエバンジェリストの伊藤さん、NGO JANICの渡部さん、助け合いジャパン情報レンジャーの皆さんとの協業で無事配信を行うことができました。
他にも、技術的な点としては、メイン会場が一杯になったときのためにパブリックビューイングの教室があったのですが、その離れた教室への中継映像と音声の伝送は、光ファイバーケーブルが活躍しました。
当初の予定では、プロジェクターに接続したパソコンで配信されたUstreamを見せる予定だったのですが、300mの光ケーブルが届く距離でしたので高画質低遅延でのパブリックビューイングができました。
長距離伝送もお気軽にご用命ください。